日本人の国民病とも呼ばれる「腰痛や肩こり」を抱える人は、全人口の7割強と言われています。ほとんどの人が何かしら”体型”や”カラダの不調”などの悩みを持って生活をされています。
仕事が立て込んだりデスクワークが続くと現れる肩こりや腰痛。そんな時、マッサージ店に行って「もみほぐし」をしてもらうと気持ち良いですよね。でも、翌日にはまた肩こりが復活した…って経験されたことはないでしょうか?
かくいう私も、マッサージをしてもらっている瞬間はとても気持ち良いのですが、終わった後はすぐに元の肩こり状態に戻って「お金がムダだった」て自分で肩を揉みながらパソコンに向かってぼやいていた経験は数知れずです。。
今回は、流行りのストレッチとリラクゼーションマッサージ、根本改善したい場合はどちらが効果的なのかを解説いたします。

ストレッチとマッサージの違い
マッサージ
皮膚・筋肉を外部から押す、揉むなどを行い筋肉を緩め血行を促進する事で疲労回復をさせます。
マッサージの目的は、コリや痛みを改善することです。例えば、肩コリを改善するために、肩やその周辺の筋肉をほぐし、痛みを取り除きます。
ストレッチ
関節にまたがった筋肉を引っ張る事で、筋肉の伸縮機能を回復させ疲労回復をさせます。
筋肉を伸ばすことで、固くなった筋肉を本来の自分の身体の状態に戻すことが目的です。
手当てをするというよりも、コリや痛みの解消はもちろんコリや痛みが出ないような身体づくりのために、身体のメンテナンスを行うというイメージです。

つまりマッサージは、「疲れや痛みがひどいとき」に行うのが有効で、ストレッチは「疲れが溜まりやすいからだを改善したい」「固くなった身体をほぐして仕事や運動のパフォーマンスを上げたい」といったときに行うのが有効です。
ストレッチの効果
ストレッチが、筋肉の疲労回復やケガの予防に役立つことはよく知られています。では、ほかにどのような効果が期待できるのでしょうか。
ここでは、日常生活にストレッチを取り入れることで得られるメリットをいくつかご紹介します。
基礎代謝アップ
ストレッチには、自律神経を整える作用が期待できます。自律神経が乱れると、低体温など身体にさまざまな悪影響が生じて、基礎代謝が下がりがちです。そこで、朝に適度なストレッチをすると、交感神経が優位になり、代謝が上がりやすくなるとされています。
太りにくい体になる
ストレッチで筋肉がほぐれると、身体の柔軟性が増してよりスムーズに、ストレスなく動けるようになります。さらに、身体の可動域が広がって動作が大きくなれば、さらなる基礎代謝アップにもつながる可能性があります。その結果、太りにくくなるといううれしい効果が期待できるのです。
冷え性やむくみ改善
ストレッチのメリットは、太りにくい身体になることだけではありません。基礎代謝が上がると、低体温が解消されて冷えやむくみの改善にも効果があるとされています。
筋肉がほぐれて血流が良くなることが冷えやむくみの改善につながり、さらには肩こりや腰痛の予防・改善にも効果が期待できるのです。
リラックス効果
ゆっくり時間をかけてストレッチをすると、副交感神経が優位になって身も心もリラックスできます。寝る前に、ゆっくりと呼吸しながらストレッチすると、質の良い睡眠が得られるでしょう。
食欲抑制
ストレッチによって、交感神経と副交感神経のどちらも優位になることが考えられます。そのため、食事の前にストレッチをすれば交感神経の作用によってアドレナリンが分泌され、必要以上の食欲をおさえられることが期待できます。また、副交感神経と交感神経のバランスが整うことによって過食欲求も生じにくくなります。
ダイエット効果を最大化するためにも、ストレッチは食事の前や寝る前などに行なうとよいでしょう。
ストレッチ効果の持続性
解剖学的にストレッチの持続は5〜10日です。(睡眠・食事・運動量etcで人によって変わります)
1回のストレッチで広がった可動域は今までの生活を過ごしていると徐々に戻っていきます。
ですので、プロのストレッチトレーナーに伸ばして広がった可動域を戻しきらずにまた広げることで、可動域が安定し疲れない体に変えていきます。
まとめ
いかがでしょうか?一時的なリラクゼーション効果としては、個人的にもマッサージは大好きです。ただ、根本改善したい場合は、ストレッチの方が圧倒的に効果があります。
また筋肉の細胞は3ヶ月毎にうまれ変わっていくので、目安は3ヶ月以上継続することを推奨しています。カラダが変わると半年や1年に1回などのメンテナンスだけで済む体に変わっていきます。
今まで疲れがとれなかった方、肩こりや腰痛に悩まされている方、仕事や運動のパフォーマンスを上げたい方は、一度プロのストレッチトレーナーへご相談されると根本解決につながる近道になると確信しています。